散歩中に気になった場所の情報をSlackに投稿するショートカット

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街なかを歩いていて気になる店が見つかったとき、手軽に店の名前や場所の情報をメモしたい。
今のご時世、Face IDでiPhoneのロックを外してメモするのは面倒だし、家に帰って思い出そうとしてもそのお店の名前を忘れてしまった。
そんなことが多発したので、その場でボタンを押すと位置情報付きのGoogle MapのURLを自分用のSlackに投稿できる仕組みを作りました。
iOSの「ショートカット」アプリを使って実現します。

利用イメージ

  1. 気になる店を見つけたら、ショートカットのボタンをクリックします。
    ウィジェット画面
  2. 店名をメモして、[完了]をクリックします。 入力画面

位置情報付きのGoogle MapのURLとメモした内容がSlackへ投稿されます。
結果

ロック画面のウィジェットに表示しておけば、Face IDでiPhoneのロックを解除する必要もなく、ショートカットを実行してメモできます。
ウィジェット画面

必要な環境

事前準備

SlackでIncoming Webhookを設定し、Webhook URLを発行します。

STEP1:ショートカットを作成する

次のようなショートカットを作成します。
ショートカットの全体の画面

具体的には、次のアクションをつなぎ合わせます。

入力を要求

「お店の名前」で「テキスト」を要求するのように設定します。

現在の天気を取得

「現在地を取得」でも、住所や緯度経度情報を取得できますが、実行速度が早い「現在の天気を取得」を利用します。

テキスト

ウィジェット画面

住所
https://maps.google.com/maps?q=緯度,経度
📌 お店の名前

「住所」「緯度」「経度」は、次の手順で変更します。

  1. 「気象情報」を配置する
  2. 配置した「気象情報」を長押しする
  3. 「種類」を「位置情報」に変更し、それぞれ「完全な住所」「緯度」「経度」を選択する ウィジェット画面

URL

SlackのWebhook URLを指定します。

URLの内容を取得

ウィジェット画面

  • 方法 - POST
  • ヘッダー - なし
  • 本文を要求 - json
    • text - テキスト

STEP2:Slack投稿の許可を設定する

ショートカットを実行し、Slackに投稿することを常に許可しておきます。 プライバシーの確認のダイアログ

所感

位置情報の取得にやや時間はかかりますが、ショートカットを実行するだけで位置情報をメモできるので良いです。
位置情報も精度良く取得できていると感じます。

最初は、お店の情報を入力するための「入力を要求」アクションをつけていませんでした。
運用するうちに、「後で地図を見返して、何という店の名前だっけを確認する」作業が億劫になったので、ショートカット実行時に店の名前もメモできるようにしました。